世界線航跡蔵

Mad web programmerのYuguiが技術ネタや日々のあれこれをお送りします。

2008年02月29日

Rubyのリリース方針について

都内某所でRubyのリリースを今後どうしていくのかということについて話し合いが行われた。

Ruby 1.9系統の現状

実は2月29日に「肉の日リリース」が行われるという噂であった。リリースされるバージョンは1.9.0-1という謎のバージョンということである。いかにも嘘っぽい本当の話である。

現状の1.9系統は言語の拡張が激しく行われている最中だ。安定化を志していないわけではないけれども、それは最優先事項ではない。ただ、そんな中でもとりあえず少しは安定したリビジョンのスナップショットを時々リリースする。1.9.0-1はそんなリリースの最初の一歩になる筈であった。このよく分からないリリースは、拡張されつつある「新しいRuby」にユーザーが触れる機会なのだ。

1.9.0-1については「29日にリリースしようかな」という話はあったけれども、<del>誰もJSTとは言っていないので、まあ、この後数時間のうちにリリースされるのかもしれない</del>。それとも、リリースするのを忘れているのかもしれない。そんな説もある。

そんなこんなで、Ruby 1.9系統のリリーススケジュールはまだ不明確だし、1.9はunstable版であって、あんまり安心して使えるものではなかったのだ。

追記: ruby-dev:33393でJSTと明言されていたらしい。

1.9の近未来

で、今後のリリースをどうしようかという話し合いが行われたのである。「もうちょっと安心して使える1.9が欲しいよう」というユーザー側の要望によるものが大きい。

で、次のようにやってみたらどうかということになった。

  • 3月中に、従来の開発体制との互換性を保つように改造したRedmineを設置
    • Rubyforgeで管理されているチケットをインポート
  • 4月中に、ある程度チケットを消化して、その成果をリリース(1.9.0-2)
    • RedmineベースのIssue管理と、マイルストーン設定、それに基づくリリースのテストケースとする。
  • その後はこれを繰り返して1.9系統の安定化を図る

この話の確度としては、Redmineの設置に関しては私が「やる」ので確度高い。それ以降は「我々としてはこういう風に提案するもので、こういう風にに動くつもりだが、どうか」と、これから周知してこれから合意を形成しようというところ。

とりあえず、こんな感じかな。将来の「夢のリリースプラン」なんかも話したけど、とりあえずここまでを確実に実行してIssue tracking態勢を築かないといと足下が崩れる。

1.9系統のそれから

ただ、1つだけ言えるのは、1.9系統はいつまでも"unstable"なままでは決してない。1.9は、2.0への踏み台として「一般のRubyユーザーがいつかは使うべきもの」だ。ライブラリも、アプリケーションもいつかは1.9に対応すべきだろう。今は必ずしもその時ではないし、1.9もまたそれに相応しい完成度ではないのだけれども。

1.9.1という名前のリリースが結局のところ何なのか、去年のクリスマスにリリースするとか噂されていたものが結局何だったのか。1.9.1は「完成度の高い1.9」を指す名前らしい。ならば、1.9.1こそがRubyistが1.9に移住を始めるべき時、であるのかもしれない。1.9.1以降は"stable"としての1.9系統が手にはいるのかもしれない。

更に、1.9.1かあるいはその先か、その見果てぬ"stable"としての1.9をただ待つつもりは私にはない。必要なのは、「とにかくユーザーに触ってもらえること」だ。試してもらうためにはある程度メンテナンスされる見込みと、ある程度の仕様の安定性が必要だ。その条件を満たす"semi-stable"リリースっていうのもあり得るだろう。その為に、できることはする。

1.9は"unstable"なままではない。"semi-stable"を経るかして、そして2.0より前に"stable"な1.9がきっと手にはいるのだ。

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