暴れん坊将軍の恐怖

そう言えば先日、変な夢を見た。基本的には暴れん坊将軍風な時代劇で、私は隅の方にちらりと出てくるような脇役の町娘だった。こんな妙な設定の夢を見るのは幼い頃から森奈津子を読んで育ったせいだろう。

さて、夢の前半は定番の流れだから興味のある方はオリジナルの暴れん坊将軍なり水戸黄門なりをご覧くださればそれで宜しい。で、クライマックスの部分なのだけど、乱入者が将軍吉宗その人であると知った悪役が問題だ。

彼がそれを知ってから「上様がこんなところにおられる筈がない」と言い出すまでに彼の中では色々と葛藤があったらしく、難しい顔をしたままで妙な間が空いていた。緊迫した空気が漂う。そのせいで私はついつい彼に、「ファイナルアンサー?」と訊いてしまったのだ。

お陰で私は敵味方を問わず登場人物全員から「いや、時代劇だから」とつっこみ入れられてしまった。そこで目が覚めた。